醤油蔵のせんべい
こわれせん
笛木醤油/埼玉県比企郡川島町
2023年11月号掲載
わざと手割りすることで、割れめにも味が浸みて風味豊かに
県内有数の醤油の産地だった埼玉県川島町で唯一残る、創業寛政元年の醤油蔵・笛木醤油。醤油の原料は丸大豆、県産の小麦、天日塩のみ。2夏かけてじっくりと発酵熟成させたまろやかな醤油が自慢だ。
そんな老舗醤油蔵がが作るせんべいが人気を集めている。国内産うるち米を原料に、直火でカリッと焼き上げた生地を手割りし、同蔵自慢の金笛しょうゆで作った旨味豊かな醤油ダレで味付ける。通常のこわれせんは、良品にならない撥ね品を集めているものが多く、割れめのところに調味液がついていないことも多いというが、同蔵ではせんべいを焼き上げてからわざと手割りし、調味液に漬けることで、割れめにも味が浸み込んでおり、風味も増すのだという。
醤油・胡麻など、1袋で数種類の味を楽しめるこわれせん。割れているためにひとくちサイズで食べやすく、醤油蔵らしいしっかりした味が特徴のせんべいだ。
そんな老舗醤油蔵がが作るせんべいが人気を集めている。国内産うるち米を原料に、直火でカリッと焼き上げた生地を手割りし、同蔵自慢の金笛しょうゆで作った旨味豊かな醤油ダレで味付ける。通常のこわれせんは、良品にならない撥ね品を集めているものが多く、割れめのところに調味液がついていないことも多いというが、同蔵ではせんべいを焼き上げてからわざと手割りし、調味液に漬けることで、割れめにも味が浸み込んでおり、風味も増すのだという。
醤油・胡麻など、1袋で数種類の味を楽しめるこわれせん。割れているためにひとくちサイズで食べやすく、醤油蔵らしいしっかりした味が特徴のせんべいだ。
Profile:笛木醤油
笛木醤油株式会社は、江戸時代から川越藩の穀倉地帯として栄えた川島の地で1789(寛政元)年に創業。看板商品は「金笛(きんぶえ)」のブランド名で知られる濃口醤油「金笛醤油」と「金笛丸大豆醤油」。本社敷地内のほか、川越市にも直売店と食事処を運営。笛木醤油本社敷地内には、金笛しょうゆパークを2019 年に開業。工場見学(無料)ができるほか、原料などを展示したミュージアム・レストラン・直売店・バウム工房を併設。