味も見た目も魅力的

さくらのワイン
白百合醸造/山梨県甲州市勝沼町
2024年3月号掲載
八重桜をそのままボトルに入れた春のロゼワイン
山梨県産甲州とマスカット・ベーリーAを使用したロゼワインに、桜の花を浸した香りのあるフルーティーな甘口のワイン。桜の芳香と甘くフルーティなワインが溶け合う優しい味わいだ。桜の花は、国産で食用の八重桜を使用。
同ワイナリーの葡萄畑から、春には富士山と桜が同時に眺められ、その美しく凛とした風景をワインに表現したいとの想いから生まれたのが「さくらのワイン」だ。アルコール分も6%と控えめ、食後のデザートワインとしても楽しめる。同じ、マスカット・ベーリーAを使用しロゼワインに食用のサクランボを浸した、見た目もかわいい、リラックスタイムにおすすめのさくらんぼのワインも人気。
どちらもフルーティでフレッシュな味わいで、意外にも桜餅や苺大福などの和菓子ともよく合うのだとか。テーブルコーディネートも華やぐこのワイン、お花見や祝いの食卓、ギフトにもおすすめ、桜の訪れとともに、さまざまなシーンで楽しんでほしい。
Profile:白百合醸造
日本最高峰のワイン原料の葡萄を育てる地・勝沼で、1938年創業のファミリーワイナリー。「ワイン造りはシンプルだからこそ原料となるブドウの良否が大切」という考えのもと、
原料ブドウは自社畑と契約畑で栽培し、ブドウ栽培からワイン造りまで一貫して取り組んでいる。ワイナリーの愛称である「L'ORIENT(ロリアン)」は「東洋」を意味するフランス語で、ヨーロッパに劣らぬ高水準のワイン造りを目指し名づけられている。